整体はどこで生まれた?
日本では、1943年昭和18年に手技療法の法制化を目的として、整体操法設立委員会が設立されました。その、議長を務めた野口晴哉先生が「整体」という言葉を作ったといわれています。現在でも野口整体として業界では有名は話です。※諸説あるみたいですm(_ _)m
その委員会で数ある整体を集めその共通点からヒントを得て、標準型として整体操法をまとめあげたのが始まりとされています。どんな話し合いがされてたんでしょうね( ´Д`)y━・~~
その後、いわゆる整体を学んだ先人たちが独自のアイディアを盛り込んでいったため、現代では様々な流派に分かれしまい、そこにアメリカや中国からも手技が入ってきて、どこに行っていいのかわからないという状態になっているのかもしれません。
アメリカの整体
整体といってしまうと怒られるかもしれません(^^;;
そこはご容赦いただいて、同じ手技療法という括りで進めてまいります。
アメリカ発祥で有名なものにカイロプラクティックがあります。
あなたもボキッとやるのを受けたことがありませんか?あれです٩( ‘ω’ )و
しかし、カイロプラクティックよりも約20年早く出来ているのがオステオパシーです。
オステオパシーは内科医のスティル博士によって1874年明治7年に発表されました。「人間の身体には自然に回復する力が備わっているが、血液循環や神経支配機能が阻害されるとそれがうまく働けなくなりそれが身体の不調となって現れてきます。その循環を阻害する主な原因は身体の各部をつなぐ関節の動きの低下といった構造上の問題である。」という基本的な考えをまとめました。
これは当院での施術を行う上でも重要な考え方になっています。
さらに、オステオパシーは1910年には医学として公認されていて現在では全米で多くのオステオパシー医科大学が設立されています。
中国の整体
中国に古くから伝わる推拿(すいな)は、鍼灸、漢方と並ぶ三大療法の一つとされ、中国公式の医学療法です。現代でも日本では中国整体として行われており、本場中国でも行われている手技療法です。
整体の特徴である骨格や筋肉のバランス調整を目的としており、推拿(すいな)ではさらに鍼灸と同じように経絡や経穴への刺激も行います。
また、推拿(すいな)には動的なものを陽、静的なものを陰とした陰陽の調和という考え方があります。体が陽に偏っている場合は陰の手技、陰に偏っている場合は陽の手技を施し、崩れた陰陽のバランスを整えることも目的の1つとなっています。